飽き性のお話。

1年、2年、3年と
時を重ねたら重ねただけ、
思い出は美化されるし
『あの頃は良かったなぁ』
なんて思ってしまうわけで。

それは良く言えば
経験値が上がっているから
そう感じるんだと思うんですけど
初めてのことって
キラキラしていて素晴らしいじゃないですか。
そのキラキラ成分が薄まっていくことが
私はやっぱり寂しいんだと思います。
慣れることは良いことだけど
欲の源でもあると思います。

だから私は新しい物事、
初めての物事をいつも追ってしまうんだと思います。
飽き性と言われたらそこまでです。

でも過去のことも美化されていて
時が経てば、初めてのことと
近しい感覚になります。
そこに縋りたいのかも知れません。



初めてのことが
慣れ親しんだことに
徐々に徐々になっていくものだから
途中では気がつけなくて
ある日ふと、気がついてしまう。
一つ気がつけば
同時期に起こっていたことも
芋づる式に思い出されて
私はそんなにも時間を経過させていたのか!
と驚く。
そんな感じなんですけど。


いや、うまく言えないんですけど。




いや、飽き性なんだな。きっと。
そうです。終わります。