植物図鑑とわたしの話

有川浩さんの植物図鑑

借りて読み進めています。
今で半分を過ぎたあたり。
ミントティーの話になっているあたりです。




読み始めで、まず物語うんぬんよりも
「濃やか」という表記に
かなり心惹かれました。

恥ずかしながら
初見であり、意味も果たして
「細やか」と何が違うのか
わかりませんでした。

(説明省くので
気になる方は調べてみてくださいね)


なんとなく
心地よい表現方法でした。
温かな気がして、
なんとなくわかる気がして。






そのまま読み進めて、
恋愛小説のはずが
それらしい事柄が出てこないにも関わらず
ほっこりしてしまう、
そんな印象でした。


穏やか。





さらっと話すと
主人公の女の人が
訳あって見ず知らずの男の人と
一緒に暮らす。
そして、その彼が家事担当で
食べられる植物を狩り、調理する。
というのが主な流れ。


ほら。
恋愛っぽさ、ないでしょう?笑


わりとベッタベタな恋愛物、
そういうのを想像していた分
楽に読めます。






なんだかうまく言えないけれど
日常に自分の好きな人が溶け込んでいる
っていうのは
とてつもなく非日常であって
また、毎日新たな発見があって
新鮮で幸せ。そういう雰囲気。

間違いなく毎日仕事に行って
毎日帰ってご飯を食べる。
それだけのことなんだけれど、
そこに好きな人がいるっていうのは
かなり世界の違うお話だと思うんですよ。



デート、ではなく
ライフスタイルに混ざるって
すごいことで、素敵なこと。
私としては1日好きな人と
ディズニーランドという
夢の国で遊べるよりも
素敵なことだと思っている。変?笑




当たり前の日常の中に
自然と溶け込めるほど
幸せなことは、ない。







話は逸れましたが、
植物図鑑は日常に近い非日常で、
柔らかに穏やかに恋愛に重きを置きすぎず
進んでいっている感じがしています。
ほのぼの系が好きな人にはおすすめしたい。


まだ
最後まで読めていないので
ハッピーエンドなのかもわかりませんが。

また読めたら書きたいなと
思います。