思い入れのお話

先ほど書いていた
植物図鑑。


読み切りました。
一気読み。
うーん、目がしぱしぱする。


最後まで心温まる
ほっこり、ほのぼの系でした。
期待以上でした。

結構、推測して当たっちゃうのが
私なのですが
今回は推測通りでも十分に満足できました。










ここからは内容に触れてしまうので
読みたくない人はお戻りくださいね。














主人公の彼が突然、
家を出ていってしまうんですよ。

でもずっとずっと
彼女は待っているわけで。

私は割と感情移入してしまうタイプなので
ここのシーンでMAXに悲しくなりました。

しかも、
想い人を待つ。
という行為には重なる部分もありまして。
物語では1年近くの待ち時間。

私は一体何年……と思うと
1年くらいで何を言うか!
というのが正直な感想で。



待つ側と、待たせる側。
辛いのはどっち?

私の中では、
完全に待つ側です。

待たせる側は何かしらの理由があって。
それに熱意を注いでいるのだと思う。
しかし、待つ側といえば。
熱意を注ぎたい対象がいないのだから。
その熱を一体どこに放てばいいのか。
自分の中にまどろむばかりで、
どうにもならない。


と、
思っています。











さて。
話は戻ります。


やんわり引用しますが
「自分のことを好きになってくれる」
と男の人が言うシーンがあるんですよ。

これを読んだ時に
すとん。と音がしたんじゃないか?
と思うくらい腑に落ちました。


「好きになってくれる」という感覚を
忘れていた気がします。もう数ヶ月の間。
本当に。


「私が好き」「好きになってもらう」
という感情のみだったなあと。

「好きになってくれる」っていうのが、
すごく、すごく、温かいなあと思いました。
そういう存在があるのは
幸せなことですね。




自分のことを好きになってくれる
って、確信を持って
その本人に伝えられるその心意気が
シンプルにかっこいいなって思いました。













途中途中に出てくる
1フレーズにドキドキしたり
胸がいっぱいになったり………
いい意味で忙しくできる1冊でした。


はい。
好きな人に会いたくなる本です。