ぼくは明日、昨日のきみとデートする

小説をまた借りて読みました。

ぼくは明日、昨日のきみとデートする

タイトルが興味深くて
一気読みしたわけですが、
きっと勧められて借りないと
手を出さない類のストーリーでした。

というのも
私は割りと現実的で日常的な
ストーリーのものを好んで読む方で、
非現実的なもので言うと図書館戦争
ハマったぐらいです。





今回のも非現実的なストーリーでした。
恋愛もの仕立てのトリップ系でした。
時空超えちゃう系は初です、かね。
新鮮な気持ちで読めました。

最初はなんてことなく
恋愛ものとして読み進めていて
可愛いお話だなあ
なんて思っていたんですが、
雲行きが怪しくなってきたときに
まさか、と先読みできてしまい
案の定トリップでした!

という感じではあったのですが
からくりがわかっても
飽きずに読めるものでした。

なんだか切なくて
チクチクしながらも
読み終えましたね。



泣く!には至っていませんが
いっぱいにはなりました。

若干ややこしくなって
こんがらがりましたが、
ゆっくり考えて理解していくと
ああああああああああ
となる感じです。笑


私にとっては
新ジャンルで面白かったです。















そして思うのは
書く人によって全く違うということ。
当たり前なんですけれど
言葉選びだったり、
作風が違うというのが面白い。

以前話した植物図鑑の有川さんの
言葉選びがやっぱり好きなんだと思います。
細かく暖かく、丁寧な印象です。
繊細、という言葉が合う気もします。
また登場人物にも感情移入がしやすい。
というか、キャラクター設定が明らかで
理解しやすくて、踏み込みやすいんです。私は。




また、先日
綿矢りささんの
勝手にふるえてろを冒頭のみ
立ち読みしました。

蹴りたい背中、インストールを
過去に読んでいたのもあって
久々の綿矢さんはパンチが強かったです。

説明少なで簡潔なんですけれども
かなりパンチきいてます。
極端に言うと暴力的な印象。
昔は好んで読んでいた、と思うと
だいぶ荒んでいたのでは?とさえ思う。笑
相変わらず好きではあるんですけれど
有川さんの繊細に惹かれている今となっては
意を決して開かなければいけませんね。




よしもとばななさんも
昔、読んでいたのですが
ちょっと不思議な感覚に陥るんですよね。
幼かったからそうだっただけなのか、
今なら普通に読めるのか
わからないんですけれど。
ただ、なんとなく手は出せないでいます。




あと、
アイネクライネナハトムジーク
という初めて聞く小説も立ち読みしましたが
ちょっと気になります。
誰が書いていて、
どんなあらすじなのかもわからないんですけれど
ちょっと、気になります。







と、まあ
色々読んでいた時代を思い返しました。
また色々手を出していってはみたいですね。